建築事務所,設計事務所,建築設計事務所,関西,神戸,西宮,アトリエ・フィッシュ,atelierFISH,住宅,店舗,デザイン,リフォーム,クリニック,動物病院,建築家,リフォーム,リノベーション,

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Spring/2004

 デザインとは、モノの見かけのことを指すのではない。目的に考えを当てることを指す。ここに店舗の計画をしている。アトリエ・フィッシュが提案するデザインは、いかに商品を○○○○に見せるか。これがこの企業に提案したコンセプト。2004年10月のOPENを目指す。

28/May/2004

 高速道路のインターと結ばれている幹線道路沿いの敷地は、1930坪。この敷地へスムーズに車を導くには・・・。何度も何度も車でこの道路を通過する。そして決まった敷地への乗り入れ箇所の植裁を移設。

04/Jun./2004

 梅雨入り前日、雲ひとつ無い快晴の中地鎮祭を行うことが出来た。当日参加した人の数の多さに、このプロジェクトの大きさを実感。神主の四方清めにべらぼうな時間がかかったことに、この建物の大きさを実感。

09/Jun./2004

 敷地境界沿いに仮囲いのフェンスを設置。全部で77枚。建物の位置を確認するために縄張りを行う。地形が測量図と若干異なるが、何とかなる土地の大きさ。看板設置箇所をかんばん業者と打ち合わせ。兎に角、猛スピードで通り過ぎる車からどうやって視線を奪うかが勝負。

17/Jun./2004

 だだっ広い計画敷地内にぽつんと現場事務所が出来上がった。詰めれば12人は入ることが出来る。不思議と風が抜ける。なにも遮るモノがないから。冷房も何もないが、隣の森から流れ来る風は、涼しい。

24/Jun./2004

 掘削開始。一気に大型重機を入れて掘り進めていく。盛土独特のさらさらした土なので、ダンプが走るたびに埃が巻き上がる。長い建物の基礎は、1期工事、2期工事に分けて施工する。まずは、敷地の奥から30Mまで作る。

01/Jul./2004

 掘削終了、捨てコン打設、基礎の配筋がほぼ終わり。まだこれで建物の半分。残土が予想以上に出ている。単純な形に見えるが、片側しか無い型枠の固定には、大分苦労したようだ。コンクリートの側圧に型枠が押しつぶされないようにするためには、しっかりと型枠を自立させなければならない。

04/Jul./2004

 役所の中間検査前に再度チェック。鉄骨の柱脚部分のアンカーセットの位置、固定方法の確認。基礎のコンクリート量を減らし建物全体の荷重を最小限に抑える。建物の荷重を最小限に抑えることにより構造体へのコストを最小限に抑える。

05/Jul./2004

 午前中の役所の中間検査を合格するものと判断し、午後から地中梁のコンクリート打設。台風の影響で雨が予想されたが、時間と共にドンドン気温が上がる。何の障害もないのでドンドンコンクリートを流し込んでいく。

13/Jul./2004

 2期工事の部分の配筋検査、設備配管の確認。この部分には、水廻りが数カ所ある。背の低い基礎梁に厚めの耐圧版で建物全体の荷重を支える。今回のコンクリート打設で建物全体の投影が分かる。

14/Jul./2004

 2期工事のコンクリート打設。10日に1度のペースで基礎のコンクリートを打設している。何も影を落とさない敷地では、打設したコンクリートがドンドン温度を上げていく。今回は、全部で50立米ほどのコンクリート量。

16/Jul./2004

 現場から1時間程離れた鉄工所で38本の柱とそれに取り付く梁を加工している。コツコツと手作業。風通しの悪い鉄工所内に火花が散る。男の仕事。どんなに技術が進歩しても、手作業の部分は残る。

18/Jul./2004

 設備配管がポコポコ立ち上がっている。次のコンクリート打設は、床スラブ。150立米ほどある。一度に打つと7時間以上の計算。構造事務所と施工者と協議。

20/Jul./2004

 トラックに積まれた鋼材をまずは、順に柱を建てる位置に仮置きしていく。鉄骨を組み立てる作業は、非常に「建設的」。ほぼ2日で全体の姿が出来上がる。予定。

22/Jul./2004

 仮組で出来上がったフレームは、馬鹿でかいという感じを抑えた姿。大きさよりも長さを強調するために随分と検討した建物高さ。これに皮が取り付く。

26/Jul./2004

 仮組の終わったフレームの下にスラブ配筋。ここまで一面をスラブ配筋すると鉄筋が一つの模様に見える。スラブ配筋には、配管等が既にセットされている。

29/Jul./2004

 屋根を葺いてしまうと鉄骨に塗装しにくくなる部分を、屋根を葺く前に先行して塗る。外周しか足場がないので巾10センチほどの鉄骨の上を塗装工が歩いて塗装していく。

01/Aug./2004

 スラブ配筋の状態で先に屋根を葺く。これは、スラブのコンクリートを打設した直後の日射からコンクリートを守るのと、コンクリート打設後の左官仕上げ時、もしもの夕立から守るため。これも足場がないので大変な作業。

03/Aug./2004

 午前7時30分。生コン1号車がプラントを出発。今日1日かけてコンクリートを打設する予定。打設した順に鏝でコンクリートを押さえていく。600平米近いコンクリートを芝刈り機の様な機械で押さえていく。細かい端部は、人の手で押さえる。

05/Aug./2004

 打ち終わったコンクリートを兎に角ゆっくりと乾燥させていく。散水をし、鉄骨の部材の塗装の為の養生シートを兼ねたシートを敷く。初期クラックを極力防ぐ。

09/Aug./2004

 お盆休みまでが1つの区切り。工期がどんなに迫っていてもこの業界では、お盆中工事が進められることはほとんど無い。広い現場内には職人が30人近く入り、色々な角度から一気に完成に近づけていく。

19/Aug./2004

 外壁の仕上げが始まった。建物のボリュームに合った大きな波型の外壁。機械で成型された波型は整然と並ぶと、あまり見たことのない風景を作り出す。

24/Aug./2004

 50センチ角の天窓が等ピッチに入っている。天窓にガラスが入り、屋根工事もいよいよおしまい。ボルトレスの折版が続く屋根は、美しい。工業製品の「単調さ」は、あるボリュームから「美しさ」に変わる。

25/Aug./2004

 建物のバックヤード側の路盤調整。住宅レベルの工事ではあまり見ることのない重機が走り回っている。ぼうぼうと生えていた草が刈り取られた後の敷地は、雨が降ると直ぐにぬかるんでいた。

26/Aug./2004

 路盤調整が終わった直後にアスファルト舗装。この部分の仕上げは随分と迷ったが、結局地盤に一番馴染むこととメンテナンスの事を考えアスファルトに。断熱材を折版に挟み込んだモノで屋根・壁を作っている建物内は涼しいのだが、バックヤードは土だった頃に比べると明らかに、暑く感じる。

27/Aug./2004

 建物のスカイラインを調整するために幕板が取り付けられた。幕板を付けると低く抑えていたスカイラインがさらに低くなったように感じる。折版の断面の波波が見えなくなると随分と感じも変わる。

28/Aug./2004

 作業場内の照明装置の取り付け。既製品の大きなダウンライトを組み込んだ照明装置を鉄で製作。5.5mの天井からつり下げる。オーバースライディングドアとの関係で生まれた形。天窓からの日射しがオーバースライディングドアのFRPを通して虹色の光を作る。

01/Sep./2004

 エントランス部分の床仕上げ。ピカピカに磨かれた黒い石を1つずつ手で埋めていく。600平米ほどある店舗の入口は、地味な手作業で仕上げる。

02/Sep./2004

 50センチ巾の折版が長さ56メートルの外壁を覆う。走っている車から見るのと歩道に立って見るのとでは感じが大きく違う。

04/Sep./2004

 コンクリート直押さえの床の仕上げは、無機系浸透性防塵剤。乾いたコンクリートに染み込んで表面を硬化させる。今日1日内部の仕事は、これのみ。

07/Sep./2004

 表面が硬化した床に商品を陳列する棚を壁面一杯に作る。この棚には、商品を引き立てる為の仕組みが隠されている。オープンまであと25日。

08/Sep./2004

 倉庫内の陳列棚を組み立てていく。なにも載っていない陳列棚も壮観だがここに商品が並ぶともっと壮観に見えるはず。今回の計画では、この倉庫も重要なカギ。

09/Sep./2004

 建物の検査が終わり建物に付随する看板等が取り付いていく。我々が新しくデザインしたロゴマークが初めて表に出る。オープンまで伏せておくのかと思っていたが、すでに商戦は始まっていた。

10/Sep./2004

 製作していた照明が取り付き試験点灯。郊外型店舗にありがちな蛍光灯の直管で天井から店内を照らすのではない。商品のライトアップと店内の照度を確保した照明装置。

12/Sep./2004

 建物本体の引き渡し。とりあえず終わったが、これから商品を搬入していく過程で色々と微調整が行われるので一段落とはいかない。店内の広告の打ち合わせを引き続き行う。

14/Sep./2004

 ネオン管、内照式看板、外灯、外部スポット。照明が点灯すると昼とはまた違う姿を現す。真っ暗闇の中に建物が浮かぶ。夜、高速で走る車からもよく分かる。

21/Sep./2004

 商品が並び終わりオープンまでいよいよ10日を切った。如何に商品を美しく見せるか。棚に並んでいるのは全て中古品。中古品のイメージを一新する。全ての照明が商品だけを照らしている。

23/Sep./2004

 店舗入口を含め、色々な部分にpopといわれる店舗独特のサインを入れていく。建物用途が美術館なら今のままでも良いが、店舗はある程度目立つことも必要。これから出来たての店舗をロゴマークをあしらったpopで飾っていく。

24/Sep./2004

 明け方、雨が降ったり止んだり。地鎮祭の時とほぼ同じ場所にテントを張り竣工式。あっという間の4ヶ月。オープンまであと1週間。本当の意味のセレモニーはこれからやってくる。

30/Sep./2004

 店内のpopも出来上がり、作業のシュミレーションも終え、いよいよ明日のグランドオープンを待つばかり。この計画では、建物だけでなくロゴマークから広告、ラジオCMのコメントまで、デザイン出来る物全てに携わることができた。