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Dec./2012 
 今にも雪が降りだしそうな空の下、玄関扉を開けると子供達が裸足で走り回っていた。そうか、この家にももうすぐサンタがやって来るんだったな。

 

 

 

 

 

 

 

Dec./2011 
 今から思うと2010年は、本当に色々なところに出かけた。それらの旅がどれくらい計画に影響を及ぼしたかは分からないが、それら全てを含めほぼ1年間この家の設計に携わる事が出来たのは事実である。

 約160坪の計画敷地には、府道の拡張工事で不思議な形に切り取られた既存の住宅と古い納屋が建っていた。古い納屋は、恐らく昭和初期の建物だと思う。太い曲がった梁と漆喰の壁に黒い瓦屋根、軒先にはタマネギが吊されている。既存の住宅を取り壊し古い納屋と対話しながら敷地の空いている部分に日本の伝統的な建物形態のひとつ「曲り家」と同じ平屋の家族4人が暮らす住宅を計画する。

 いたってオーソドックスでシンプルな形がこの土地とこの家族には合っている。
 ほぼ45度の勾配屋根を持つ建物は、2つのゾーンに分けられる。1つはみんなが集まって話しをしたり、食事をしたりするリビングゾーン。もう1つは、幹線道路から離れ、静かに心地よい風が通り抜ける寝室ゾーン。2つのゾーンが交差する部分には、水廻りが配されている。
 4.7mの高さの石張りの壁を持つリビングゾーンは、長方形の6本の木の柱と大きな登梁とキャンチレバーの棟木で構成されている。一般的には、壁と屋根とが交わる所に水平に繋ぎ梁が出てくるが、其れではこの大きな空間が台無しになってしまう。繋ぎ梁を出さない方法を探る事からこの計画が始まったような所もあり、計画から施工完了まで随分と思案したのを記憶している。出来上がった空間には、その思案が全く表れていない。そこが良い。
 大きな空間に銅製の大きなダイニングランプ。空調は、冬は床暖房と薪ストーブ。夏は、10センチ以上ある断熱材と通り抜ける風だけで十分快適だ。
 寝室ゾーンには、2人の子供のための部屋と主寝室がある。各部屋へ続く廊下は、90センチピッチでかかる梁が白く染色され、天窓から溢れてくる月の光は深い深い眠りへ誘う。朝日がどの部屋にも届き、心地よい目覚めを約束する。

 玄関扉を開けると最初に目に入る鋳物製の花台の形に少し旅先の影響が伺える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

May/2010 
 道路に切り取られ、不思議な形で残っていた既存建物。