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Jan./2019
 大きな駐車場を完備した大きなショッピングモールの向かいに4棟 計770世帯が住む巨大な集合住宅がある。管理体制が整っているのか築34年経つことを感じさせない。
 改装したのは、東向きの大きな開口をもつ75㎡の住戸。この開口を見た時に、ここは朝陽が存分に降り注ぐんだろうな。そんな朝陽を毎朝浴びて起きる生活は、気持ち良いだろうな。南向きには、小さな窓が二つあるけど、この一つを浴室に嵌めると明るいからっと乾燥した浴室が手に入るだろうな。廊下を無くし各部屋にリビングから直接アクセスできる方が家族の気配を自然に感じられるだろうな。
 そんな事を考えながらリビングアクセスと動かせない窓の位置に合わせて部屋のプランニングをした結果、全ての部屋の壁が斜めになり長方形のありきたりの部屋は一つもなくなった。これは、ヨーロッパの集合住宅では珍しいことではなくどちらかといえば一般的な事。部屋の壁が斜めであることでパースペクティブが効き部屋が実際よりも広く見える効果も期待できる。平面図を見ると少し奇抜なように見えるがそこに身を置くと全くそれを感じさせない。むしろ不思議な心地良さを得られる。そう考えるとそろそろ在り来たりの間取りから解放される時期なのかもしれない。
 第一次取得世代の子供が巣立ち、結婚を機に再びこの集合住宅に戻り新たな世帯設ける。そして、子供ができ、共働きの夫婦が帰ってくるまで子供は、学校から直接おじいちゃんの家に外廊下を走って行く。そんな姿を大きな桜の木がある中庭を通して何度も目にした。ここで一つのコミュニティーが形成されているのがわかる。器とコミュニティーがしっかりしていれば、生活様式が変わってもそれに合わせた改装をすれば、何世代にもわたて住み続けることができる。

ショッピングモールの駐車場がバルコニーから見下ろせる。日差しを遮るものは何もない。唯一細切れに区切られた間仕切り壁が風通しと日差しの邪魔をしていた。